シークエンス1-2

  • 0047 エマ

    エマ

    「無視していいのね。わかった。……えー。っ、んん、えーエマです。鈴木絵馬。26歳になったけど27歳になるし30歳にもなる。なっていく。いまは26歳。水瓶座でAB型で干支は言わない、きらい、干支がきらいです。干支でいやな思いをしたことがあるからきらいで、だけど、……で。でもいやな思いをしたからっていやな思い、をしたことがあるすべて、きらいになるとは限らない、と、たとえばなんだろう。わたしはピザとか両面テープとかコインランドリー、でいやな、思いをしたことがあるけどそれは、それらはべつにきらいって思っていないそこまで、だからそもそも干支っていうものがなんかやなんだと思った、いまこれでここで言ってそうかもしれないと、……ふう、と、思いました。好きなものはメイトーのなめらかプリンと自転車に乗っている時間とっていうか移動全般とバンジョーの形できらいなものは干支のほかにもたくさんある。たくさんあるからあんまり人には言ってなくて、だからここでも言いたくない。干支以外でひとつ挙げるとしたら、なんだろう、高島屋のエレベーターがこどものころ泣くほどきらいだったのは、そういえば、そう、あって、なんでだったかは忘れた。もうひとつ挙げるとしたら瓦屋根です。
     うまれたときのからだの状態は男で19歳になるころからだをいじくって女になってそこからまた男になっていまは男でも女でもないです。一息ですらすら言えるのはもう1000回1000人以上には言ってきていることだからで、無です。無。いろんなことを諦めていて、一息ですらすら言わないといけないような瞬間、質問、素振り、目線、そういうものを生み出さない人にだけ正直でいる、それだけ。あとは全員死んでほしい。死んでいい。死んでほしいというのは言い過ぎでもなんでもない。死んでほしい、って言う、思うことのすぐあとに、言い過ぎた、とか、そういうことを考えたり言ったりしちゃうのは、わたしはそれは、違う、違うっていうか、うん。わたしはわたしの友達、とか、友達になりそうな人たち、そういう人たちに遣う心しか持ち合わせていないから。だから死んでほしい。うまれたときのからだの状態は男で19歳になるころからだをいじくって女になってそこからまた男になっていまは男でも女でもないです。一息ですらすら言わせた人たち全員のことを、ちゃんと死んでほしいってわたしは思ってる。思ってるからな。叫ぶのはだめなんだっけ。あはーわかった。思ってるからな。以上。
     以上じゃだめらしいからえっとなんだっけああうんヨシノ。わたしはー、あなたへの興味はもうそんなにない。んです。これわたしが最初?違うんか。知らないけどあとで観るけど、これがどういう繋げ、ぎ、方をされて、えー、いくのかわたしは知らないけど、わたしは指示されたから、こうしているだけです。だからほんと、特になんもない……なんもない……うーんなんもない……かなあ?です。うんあーただ。ただこうしてようわからん流れができあがりつつあるっていうこと、ヨシノによって、それはなんか、いや謎。謎〜とは思ってる。会えるといいよね。誰だっけ。ああそっか。期待しています。はいっ」