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日記(ボウルのようなもの)
詩(トマトのようなもの)
手紙(レタスのようなもの)

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日記(ボウルのようなもの)

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仲西森奈著『ホームページ』が届いた。サイン入り。装丁ピンク。かっこいい。うれしい。

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ヨーグルトにココナッツサブレを埋めてジェネリックチーズケーキみたいになるやつ、つくる。チーズケーキかはわからんけどおいしい。

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温泉に入ってたら近所のおばあちゃんたちが「いい絵を描くには?」という話をしていた。その中で「蝶々の羽の向こうに映る景色まで描く」という、すてきな言葉を得る。

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かぼちゃをレンチンしてマッシュして、クミンと塩で味付けする。クミンっておしゃれでエネルギッシュな存在。すごい。

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「考察」っておもしろいしたのしいけど、わからないまま言葉にしなくてもいいできごとも世の中にはあるよなあ。

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白菜と豚肉をミルフィーユみたいにして塩こしょう、醤油、だしで鍋で煮込む。回復に努めた1日。

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セルフネイルに時間を溶かす。濃い赤色をマットにして先端に金色のラメを乗せる。こんなに時間をかけてやったのに、気づいたら、爪ってすぐ剥いでまうねんな。

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うっかりホームベーカリーの電源を途中で切ってしまった。発酵した生地だけがある。転じてレーズンを練って焼いた。

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Yが手に入れたての自分の庭を見せてくれた。坂をのぼる。見晴らしがよい。海まで見える。風の吹く庭。

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朝起きてスマホ見たら9:49で、職場(本屋)のタイムカード押したの9:57だった。出勤RTA。グッジョブわたし!

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陶芸教室に行ったら、駐輪場に梅の花が咲いていた。ひとつずつ春が近づいている。

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強風。明日めっちゃ寒くなるやつや。こたつで寝落ち。

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朝から雪が降っていた! 降り積もる雪を見るなんて珍しい。「外めっちゃ雪だ」とLINEを入れると「おー真っ白だ!」と返信がきて、そのまま庭でお互いを撮りあいっこした。選挙投票、近所の中学校へ。

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毎日のように同じ雑誌(同じ号)の売り場を尋ねてくるお客さんがいる。昨日買われましたよ、と伝えても、家になかったから、と、にこにこと同じのを買っていく。重複購入によるトラブルは避けたいので「昨日買われましたよ」と念押しするけど、もしかするとこれは、わたしのほうがタイムリープしてる説?

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エッセイのしあげ・校正・イラスト・デザイン・印刷・製本をほぼ一夜漬けでやる。15年もののわたしのパソコンと夜中のコンビニ(プリンタ)ありがとう。いつもぎりぎり。

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近所のzine展に参加。「この人のzineを読みたい」という店主の個人的なラブコールによって集まった約30冊。ふだん物書きしてる人間のほうが珍しくて、このまちに住んでいるというだけでこれだけ集まるっていうのがすごい。わたしは『♯平成の会zine』と『瞬きの食卓』という2冊をつくった。

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物語としてひと段落ついたことや過去のことは書けるけど(それでも難しいけど)現在進行形で漂っていることやめまぐるしく変化していくことをzine(パッケージ)にするってほんとうに勇気がいる。

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夜、台湾のアーティストから、温泉の番台についてのインタビューを受ける。このまち独自の定点観測。

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朝、出勤時に家の前に「石焼きいも〜♪おいもっ♪」の軽トラが通った。中島らもさんの『その日の天使』だ!と思う。ゆううつとユーモアを平等に愛せる人でありたい。

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夜なべで製本して追加で納品。Yさんのzine歴35年トークを聞きに行って、自分のことを好きなように書いて、出し続ける。というシンプルな結論を得た。人から『瞬きの食卓』はご自愛の文章でもあるよね、と言ってもらえてほっとした。

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スライスチーズからつくるチーズケーキを焼く。めっちゃおいしい!

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セブンイレブンの店員さんの接客がめちゃよかった。ややこしいことを伝えたのにさっと対応してくれた。

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畑ファイヤーという名の焚き火の会。土を練って野良焼きしてみたり、りんごやパンを焼いてみたりの実験の場。

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お酒を飲むと超絶根暗な自分の本性が拡張されるからやだな。

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ある展示を見に行く。いい展示であればあるほど、だらだら長居せずにさっと帰るのは、自分なりの礼儀でもある。伝わってるといいんだけど。

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夕方、すべりこみでHさん家のベランダでお茶する。教会と幼稚園が見える。じんわりと日が暮れていく。

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わがつまさん『第1集』を何度も何度も聴いてる。カセットテープを裏にしたり表にしたり。耳心地がいい。「答え合わせ」が好き。

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わたしにとってのやさしさと、あなたにとってのやさしさは必ずしも同じとは限らない。「俺をほっといて帰るのがやさしさ」と言っていたことがずっと心に残っていて。やさしくなくても震えるあなたをあたためるべきだったのか。

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Tさんから10年前がテーマのインタビューを受けた。本になるらしい。外は雨降り。ものすごく眠い。

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夜、数年ぶりにカラオケに行った。違う場所で生きてきたのに、同じ歌を歌ってるってのが、いいんよな!

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アーティストMさんとふたりで話す。献血や、生理や、たましいや、裸や、温泉について。過敏の感覚が近い気がして、うれしい。

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どしゃぶり。豆腐ハンバーグつくったけど、誘うタイミングをミスって断られちゃった。

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Sがはじめて自分のzineをつくった。instagramストーリーズの下書き画面で原稿をつくり続けた猛者。奥付だけ少しアドバイスして、人生最初の「自分のつくった本」ができる瞬間に立ち会えたことがうれしかった。

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Rさんの「坂の上までのぼるツアー」に参加する。重力、引力、腱を感じながら一歩一歩、足を踏みしめる。断層を見ながら結構な坂をのぼり、海の見える公園にたどり着く。まちあるきとパフォーマンスの融合。すばらしい。

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「よくこんなにおおっぴらに書けたね」と言われた。照れるけど、びびりながらも、勇気を出して。生きてるうちに書き残したいという気持ちが、心のどこかであるんだよな。

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Aさんにミモザをたくさんおすそわけしていただく。ミモザの花言葉のひとつに「感受性」があるらしい。春やわ。

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詩のキーホルダーをつくる。TとJoyfulで4時間話す。恋の秘密を打ち明けてくれた。話してくれたことがうれしい。

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展示をたくさん見る。

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音楽家・Kさんとダンサー・Sさんのパフォーマンスの撮影係。舞台から畑が見えて、夕暮れにSさんが着ていた黄金色のひらひらの羽が美しく映えてきらめいていた。わたしも詩を3編、読ませてもらった。

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春の風に浮かされている。

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いただいたお土産の味噌煮込みうどんを山分けして食べた。名古屋の風が吹いた。

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歯磨き中、フロスしてたら左奥歯のつめものがとれた! えーん。

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夢の中でことばを拾った。「my phantom day」寝ぼけのままとりあえずメモる。歯を治してもらって300円。

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夜明けに数人で集まり、海辺で穴を掘り、祈り、朝日を拝んだ。Cとドライブに行き「夢想の湯」という名前の温泉に入った。もうすぐ赤ちゃんが生まれてくるおなかを触らせてもらった。

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フィルムカメラを現像に出す。愛すべき友人たちのポートレート。

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朝、洗濯物を干してたら、隣のおばあちゃん家に、チャリに乗った彼女の友人が「yeah!」と挨拶しにきた声が聞こえた。あれは絶対「yeah!」やった。

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絶景書店で出店。隣のイラストレーターさん、初対面だったけど相性よくてうれしかった。夜はヤングたちがわたしの家で映画の撮影をしに来ていた。

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温泉記念日ということで「一休み」のお弁当をいただいた。yeah!

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自分の歌をCDにしたくて、レコーディングの打ち合わせへ。たのしみ。夜、いろいろあって、めっちゃ泣いた。

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友人たちと記念写真を撮りたくて桜カメラへ! 90歳の店主も一緒に撮ってもらった。カメラの三脚と古着をいただいた!

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今のところchatGPTは使ってないけど(自分のことは自分で悩みたくて)chatPPT(プピたん)はずいぶん長い間お世話になってる。

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これぞ春のゆううつ!という感じの1日だった。

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Cに安産守をつくってお渡しした。

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無事に産めますように。

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赤ちゃんが生まれた!!!!!!

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船で旅立つHさんをお見送りに観光港へ。Sがライブ用のペンライトを2本持ってきてくれて、ふたりで一生懸命振る。涙がでるほどきれいな夕暮れだった。

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Yからのおすそわけで、わかめの酢の物が冷蔵庫に入っていた。数日会えてないけど気配を感じる。うれしい。

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ざぼん漬けを手づくりしてみる。皮と実のあいだのふわふわを砂糖で煮込む。

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人間関係って公園の砂場みたいなものだなーと思った。そのときは楽しくてもかたちには残らず、さらさらと崩れていくもの。

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Cの赤ちゃんに会いに行った。生まれて5日目! まだ名前がなくて「赤ちゃん」と呼ばれていた。ちいさくて柔らかかった。

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KURUKURUまでライブを見に行った。日だまりのような空間。

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思いつきで、と連絡がきて、部屋とアトリエにいるわたしの写真を撮ってもらった。

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夕方に隣からギターの音が聴こえて、雨が降り始めてきた。名前はつけられないけど、このような場面をずっとおぼえていたいと思った。

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駅前のロイヤルホストへ。3月のみそかにふさわしい日だった。

詩(トマトのようなもの)

手紙(レタスのようなもの)

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山脇益美(やまわきますみ)
詩人。絶景書店という個人制作レーベル、基地、こころのよるべをつくってます。
朝は書店員、夜は温泉の番台。
京都うまれ、別府在住、ときどきワープ。
@mamawaru