三本
「なんじゃないですか?あ、へあ、はい。……。えーとこんにちは。あ、いいのか。えー、三本誠司といいます。たまにミモトって読まれたり呼ばれたりするんですけど、ミツモトです。サンボンって呼ばれたりもしますが。名前も意外と、ほんとたまにですけど、セイシって読まれたりすることも、あったりするんですけどセイジです。えー。……なんだ。そうか。えー。いまは東京に住んでいて、今年でうーっと何年目かな……。さん、いや3、年目、なのかな。ちょっと年目とか丸なん年とかそういうの数えるの未だによくわかっていなくって、満なん歳とかも、えっと、だからはい、3年目、はい、たぶん、です。ふふ。はい。で。えー。うーっと。ちょっと前までウーバーイーツの配達員と、花キューピットの店員さんと、タワマンの清掃員を掛け持ちでやってたんですけど、ウーバーイーツと花キューピットやめて、いまはタワマンの清掃だけです。ウーバーはまたやるかも。いやどうだろうな。まあうん、はい。です。お金はそれだけです。です。で。うー。ちょっと前、えーちょっと前ってそうか2〜3年前ってことになりますね2年前、か?ふふごめんなさい。まで、だから、2017年の夏まで、ですね、京都にいました。なんかいま名前変わるとか変わらないとかでゴタゴタしてますけど、ふ、えー、造形大の、文芸表現学科というところに所属していて、4年できっかり卒業して、そこからわりとすぐに東京に、きて、えーしばらく、うーーーーーーっとちょっとなにしたら、うー違うな、うーっと、ど、んー。……まあ、そうですね。えっとそう。祖父が亡くなったんですよね、卒業直前くらいに。それで、なんかちょっと遺産っていうのかお金がすこしだけぼくのもとにも転がってきてふふ転がるの下品ですねお金転がってきて、ふ、それでしばらく働く意味わかんない、わかんないっていうか働く、うー、働くことに対する怒り、を、なんでみんなもっとわかりやすく発露しないんだろうっ、て思って、ちゃんと怒れるか、ちゃんと働かないでいられるか、どっちかだなぼくはと思って、いて、まあ遺産、お金、があったからなんですけどね、恵まれてて。で、後者でした数ヶ月。いや数とかじゃない。半年ですね。6ヶ月そうでした。で、うーっと。まあふつうにもったいないな、ここにいて、もったいないな。人に会わないのもったいないな。人いっぱいいるのに。ってなってウーバーイーツと花キューピットでほぼ同時に働きはじめて、そっか働くとか考えなきゃいいんだーなんか。人と会ってお金ももらえるって考えたらラッキーだなってなんかそう思うのぼくにとってなんら曇り、濁り?淀みかな淀みじゃない気持ちにおいてぼくの淀みじゃないなってなって、いいなあいいなあできるできるって思ってたらなんかそれ嘘だったっぽくて、ぼくの、中で、違ったみたいでなんか突然キツいうわーキツいなってなって、逃げ道を探してみようってなったらタワマンの清掃かなって、会わないし人と、うー、で、うー、なって、ぐるぐるぐるぐる3つやってタワマンいいなずっと非常階段で仰向けに寝るの、すきかもしれないってなって、いやすきじゃないな、すきじゃないです、嫌いではない時間としてそう嫌いではないって思ってなって、そう、なっ、て、いまそれだけ、でーす、ねー。で、うーっと、あそう、カーセックス、を書いていますふふ、そう。えー……。大学の、卒業制作でカーセックス、えーいろいろ、カーセックスばっか100篇くらい書いたそれを無理やりポリフォニーのようにして、なんか、他視点、いや違うかな、すべての人物が等価に主人公としての眼差しをもっている、ような、えっとまあそう、すーごい、えー平たく、平たくっていうか理想、と、いうか目論見かな、まあ平たく言うとそういう感じのなんかそういうあれをカーセックスばあーっと書いて、ひたすら、なんで、えー、なんかきっかけ、あったのかな、いやでも、うー、気に、気にかな、気になっていて、カーセックス、ぼくしたことないから不思議だなまあたしかに部屋みたいなもの、みっ、しつ、密室?密閉、だから。うー、ん……や、ごめんなさいもうすこし、ちょっと待ってくださいね。……。いやなんか、うーん。ぼくもまだうまく、自分で噛み砕けていない、自覚も、うん、ありつつなんですけど、車って免許を持っていないと運転できないし乗れないし、いや乗れるけど運転できないし、えっと、買ったり借りたりもできないじゃないですか。……えっ、あ、買うことってできるんですね!?そうか〜〜〜そうなのか……。まあ、それ、うーん、それを、えっと買えるのは一旦置いといて、そっか〜。ふふ、えっと、なにが言いたいかっていうと、それってすごく、あーこの言葉こわいな。いいや。それってすごく特権的ってことなのかも、とか。カーセックスってつまり、うん、特権的なセックスなん、で、すよね。どちらかが、だれかが、免許を持っていないとできないセックス。それってなんか……。うー……。途中からですけどね、そういうこと考えるようになったのって。はじめはそんなこと考えてなくって。いつだったか、エマさんと話しているときに、そういう、近いそういうことを言われて、あー、と。まあうん、はい、ですね。っていう、カーセックスは、そういう、ふふ、制作で。っでそれを、もちろんアダムさんにも見せて、それを、ですけど、あごめんなさい、えー……っとそう、ですね。カジさんがまず、”が”っていうか”に”、カジさんにまず、見せてずっと見せたりして、もっともっとって言ってくれてそれカジさんくらいで、あいや、そんな前のめりに評価して、評価ちがうな言葉かな、言葉にする労力を厭わずにちゃんともっともっとって言ってくれる存在。べつに言葉数多くなにか言ってくれたわけでも、ない、ふふ、ないんですけど。でも、そうそれがカジさんだけで。いけいけやっちゃえみたいな。でもだけでぼくにはじゅうぶんっと、って、いうかそれが、それこそだったから、卒業してから、ぼくももっともっとってなって。いま書いていて。いまも書いていて。えっと。これはその卒業制作のころは、というかえーっとんんんごめんなさい、痰が……。んん。えっと、卒業制作のころはそんな、途中までは自分の中で考えていて、で、マッチングアプリあるじゃないですか、なんか、で、Tinderでマッチして会った人になんか、なんとか説明して、カーセックス話なんかエピソードなんかあったら〜みたいな、それを、訊いたりしていて、途中からそれもやっていて、それはかなり抽出して、います。卒業制作のときは100篇のうち半分以上は人から聞いた話のノベライズというか、ノベライズ……?、そうですね。そうかもしれないです。で、今回、えっと卒業してから書き始めたカーセックス、のほう、はいまのところ全部人の話っていうか全ノベライズふふそうですね、いまのところ、はい。もう基本それでいってますいま、は、いやでもどうなんだろう、それがぼくの中で正解というか、納得し続けられる形なの、かっていうのはまだ、わか、うーっと、わからないので、んー……。それに、全ノベライズとかちょっと、よくわかんないこと言っちゃいましたけど、そんなわけないっていうかふふ、やややごめんなさい。うーん。そんなわけないっていうか……。ぼくが書く以上ぜったい飛躍が入るので。当人、当事者、本人、じゃないから。どう言ったらいいかわかんないな。うん。うーん。とにかく、ちょっと変えていくのかも。いやわかんない。ですね。こんどまたカジさんと会うんで……。相談しようかなあと……。相談って感じでもないな。いやどうなんだろうなあ。」